【11056話】真珠指輪をペンダントへリフォームし脇石はエタニティ風リングに

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「結婚の際にお嫁入りに持ってきた真珠の指輪またはイヤリングを、普段使いの指輪かペンダントにしたいと思ってます。」とご来店予約をいただきました。
前回は結婚25周年で婚約指輪をリフォームしてくださいました。
今回は嫁入りの時に頂いた真珠のネックレス、指輪、イヤリングが家で使わないままになっていました。
真珠のネックレスはいつか息子様のお嫁さんにあげても良いと思うが、指輪やイヤリングは貰っても、このままでは使えないので、自分で使えればとご相談くださいました。
そして今年は結婚30周年の真珠婚式です。
ご主人も「行ってこい、行ってこい」と大賛成でした。
結果、お作りしたのが別の2本の指輪に合わせた真珠のペンダントです


《 打ち合わせのポイント 》
相談時にリフォーム後のイメージは特になく、どうにかして使えないかという状態でスタートしました。
・指輪の真珠が１つ
・イヤリングの真珠が２つ
これらをどうするかです。
デザインサンプルをご覧いただきながら、何ができるか、また何にしていきたいかを探っていきました。
お客様が気になったのはリングで、細めのリングにダイヤモンドが入ったデザインでした。
その内容であれば、ハーフエタニティリングを作り、その上に真珠を取り付ける形で実現できます。
イヤリングの真珠2つ、指輪の脇石（ラウンドのメレダイヤモンド）22石を利用し、イエローゴールドとピンクゴールドのハーフエタニティリングを2本作り、重ね着けでも使えるパールリングをご提案したところ、とても気に入ってくださりました。
指輪に付いていた真珠については、リングのデザインと合うようなペンダントにリフォームすることになりました。


《 お客様担当からひとこと 》
今回は複数アイテムを組み替えたリフォームでした。
イヤリングの真珠＋真珠の指輪の脇石（メレダイヤ）→真珠のハーフエタニティリング
真珠の指輪→真珠のペンダント
結果、リング枠やテーパーダイヤは余りましたが、それらは下取りしました。
目の前のアイテムだけ見るとイメージが膨らみませんが、複数アイテムから何が作れるか考えると選択肢は膨らみます。
そのご提案は私たちの得意分野ですので、気軽にご相談いただけると幸いです。
ご一緒に何にしていきたいか、何ができるかを探っていきましょう。