| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | カボッション |
| 石の大きさ | 9.62mm×6.99mm |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | イエローゴールド |
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ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
「オパールの指輪をペンダントにリフォームする場合のご相談です。
石のサイズは10ｍｍ×7ｍｍ程度です。
リフォーム事例No.7295のようなシンプルなペンダントトップで、長さ40ｃｍのシンプルなイエローゴールドのチェーンが希望です。
概算でおいくらくらいの価格になりますか」とご来店前にご相談いただきました。
その後、ご来店予約をされ、お越しくださいました。
ご相談の指輪は、母親の婚約指輪でした。
１０年以上前に譲り受け、貰った当時は何も思わず、そのまま仕舞い込んでおられました。
８０歳になる母のことを考えると、指輪があったことを思い出され、使っていることを知ったら喜んでくれるかなと思い、リフォームをご検討されておられました。
《 打ち合わせのポイント 》
お問い合わせ時に打ち合わせた内容も含めて、現物サンプルを使いながら、詳細を打ち合わせていきました。
《 お客様担当からひとこと 》
デザインも大切ですが、宝石とどのように付き合っていきたいかという、お気持ちの部分も大切にしたいと考えております。
ジュエリーリフォームは、新しいジュエリーを買うのではなく、思い入れのあるものをどのように持つかということです。
電話やメールのやり取りでもおおよそのお話はできますが、実際にお会いしてお話しする方が、そのお気持ちにしっかり寄り添える気がします。
この度は素敵なオパールペンダントを作っていただきどうも有難うございました。
母から婚約指輪を譲り受けたのは20年近く前になります。
その頃に一度、デパートのジュエリーリフォーム会に持って行き、オパールの指輪をペンダントにした場合の見積額を算出してもらったのですが、こちらのイメージするチェーン、装飾でもない内容を前提とした（かなりゴージャス目の）見積額を算出され、「これは駄目だ」と諦めて持ち帰り、その後、我が家でオパール指輪は眠り続けておりました。
両親も高齢になって外出する楽しみもどんどん減ってゆく中、何か老親の気分を盛り立てるようなことはできないかと思案しているときに、ふと指輪のことを思い出した次第です。
父が母にこの指輪を贈ったのは56年前のこと。
二人が出会い、婚姻を約束した若いときから今日までの長い時間を、ゆったりとした心持ちで思い返してもらえたら私としても小さな孝行になるかもしれない、やっぱり指輪をリフォームしたいと考えました。
ジュエリーリフォーム会社を調べ始め、クィーンズジュエリーさんを探し当てたのは幸運でした。
何より実績が豊富で、事例集から当方のイメージをより確実に固めることができました。
また、職場から近いこともあって、勝手に親近感を抱きました。
持参した指輪のオパール石は、縦横のサイズが定形の比率から若干ずれているため、既定のペンダント枠にはまらないかもしれない、その際は枠製作費が発生するかもしれないとのお話をお聞きし、心配していたのですが、職人さんが見事、既定枠に違和感なく石をおさめてくださいました。
職人さんの技術と思い入れに感謝しかありません。
出来上がったオパールネックレスに非常に満足しています。
上品にそして格好よく仕上がったオパールネックレスが、私の胸元で優しく輝くのを見て、両親も満面の笑みで喜んでくれました。
両親の思い出のオパール石が素敵な姿に変身して、これからは私の生活を飾ってくれることでしょう。
クィーンズジュエリーの皆様、職人さん、本当に有難うございました。
心よりお礼申し上げます。
お客様Ｅ・Ｈさま
