【10198話】娘の二十歳のお祝いに相応しい贈り物リフォームネックレス

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「亡くなった母から頂いたダイアモンドの指輪を、ネックレスにリフォームして娘の２０歳の誕生日にプレゼントしたいと思っています。
大きなダイアモンドではありませんが、孫の成長を見守りたかったはずの祖母の愛情を、娘が身にまとえるようにとの思いです。
成人式の準備もあり、あまり予算はかけれませんが、ご相談に乗っていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします」とご来店予約をいただきました。
当日はお母様お一人でお越しくださいました。
「娘の二十歳の誕生日に欲しいものを買ってあげても良かったのですが、娘がずっと大切にしたくなるような何かを渡したかった」というご両親の想いから生まれたご依頼でした。


《 打ち合わせのポイント 》
お嬢様は小柄な方で、そんなお嬢様にも似合うジュエリーにしてあげたいとお考えでした。
こちらはネックレスにすることになったのですが、トップのボリュームやチェーンの長さなど、お嬢様に似合うように詳細を決めていきました。


《 お客様担当からひとこと 》
自分の子どもの二十歳の誕生日。
親にとっては他の年齢とは違い、感慨深いものがあります。
物事の善し悪しも判断でき、親と同じく大人の仲間になったんだと実感できます。
ですから親としても、二十歳のお祝いに何か相応しいものはないかと考えます。
親にとっても大切なものであり、娘も確実に大切にしてくれるもの。
宝石の役目とは、人の気持ちが宿り、大切にしていくものだと感じます。