アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド、スクエア |
石の大きさ | ー |
制作方法 | パターンオーダー |
金属の種類 | プラチナ |
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ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
「結婚指輪と婚約指輪をリフォームしたい」とご相談予約をいただきました。
当日はご夫婦でお越しくださいました。
お話をお伺いしますと、97歳の母親が入院されておられ、先日ずっとしていた結婚指輪が外れなくなり、切って外したそうです。
その後、母親はずっと指にあった結婚指輪が無くなり、とても寂しそうにしておられたそうです。
そこでサイズを直し、再び指に着けれるようにしてあげました。
そんな出来事があり、自分も結婚指輪が入らなくなり、使っていなかったことを思い出されました。
そこで婚約指輪も引っ張り出し、普段から使えるようにリフォームしたいとご相談にいらしてくださいました。
《 打ち合わせのポイント 》
当初は結婚指輪と婚約指輪をまとめて1つの指輪にする考えでした。
しかし一粒の宝石を入れると出っ張りが生まれるため、着けっぱなしの指輪には不向きです。
そこで、婚約指輪の宝石でつくる指輪と、結婚指輪の金属でつくる指輪を2本作り、重ねて使っていけるように考えていきました。
こちらは結婚指輪と婚約指輪のリング枠と脇石で作った指輪です。
奥さまの指輪に、婚約指輪に付いていた小さい石を入れ、ご主人の指輪はシンプルし仕上げました。
《 お客様担当からひとこと 》
昔の婚約指輪や結婚指輪、もう使っていない人がほとんどです。
その理由は、サイズを直せることを知らない、リフォームできることを知らない、プラチナなどの金属は溶かして再利用できることを知らない、ことが多いように思います。
昔の形のままで置いておくのも思い出が残りますが、それを新たに今の自分たちに似合うデザインに変えて身につけ、新しい思い出を夫婦でつくることも、有意義ではないかと思います。