アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 0.754ct |
制作方法 | デザインセレクト |
金属の種類 | プラチナ |
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ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
「予算50万円程度での婚約指輪の購入目的です」とご相談予約をいただきました。
当日はカップルでお越しくださいました。
《 打ち合わせのポイント 》
希望は0.5カラットの婚約指輪でした。
デザインは、中央のダイヤモンドにメレダイヤが一周ぐるっと取り巻くタイプのもの。
実際にデザインサンプルを手にとり、試着し、おおむね第一印象のデザインが有力でした。
リング腕のメレダイヤの入れ方は、パヴェタイプも気になってはおりましたが、着けてみると今の自分ではなく、もう少し歳を重ねてからのデザインだと感じたようです。
デザインの次に考えるのは、ダイヤモンドの品質です。
実際にダイヤモンドの品質差を目で確かめ、自分が選ぶダイヤモンドを決めていきました。
その結果、カラー、クラリティ、カットすべてを一番良いものにするのではなく、カットは3エクセレント H&Cに据え置き、カラーとクラリティを下げ、予算内で0.5カラットから0.7カラットに大きくすることになりました。
実際に同じデザインの0.5カラットの指輪と0.7カラットの指輪を着け比べ、大きさの魅力が優った結果となりました。
《 お客様担当からひとこと 》
お客様はブライダル専門店にも相談に行かれたようですが、私たちのお店のダイヤよりも小さく、品質も低いものでも、予算オーバーだったようです。
私たちのお店はブライダル専門ではなく、宝石店です。
結婚する一時に満足するものではなく、生涯満足してもらうジュエリーをお作りすることが仕事です。
婚約指輪のダイヤモンドは大きければ良いというものでもありませんが、小さいよりは大きい方が長い年月重宝するように思います。
将来デザインを変えるためにリフォームする場合も、しっかりと主役となる宝石となってくれます。
婚約指輪を買う際、当店をお薦めするのではなく、有名ブランドやブライダル専門店などの中に、私たちのような宝石店も入れていただき、ご検討いただければ幸いです。