【9478話】「新しい結婚指輪をつくる」という選択肢

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「今回は結婚指輪がきつくなったので　作り直そうと考えております。」とご相談予約をいただきました。
きつくなった結婚指輪は、大人二人がかりでやっと外れました。
その後はもう一度する気にはなれませんでした。
その状況をみたご主人が「新しい結婚指輪を作ろうか」と言ってくれ、とても奥さまは喜んでおられました。


《 打ち合わせのポイント 》
今の指のサイズを測り、安心できる結婚指輪を作ります。
指輪の内側には、以前の結婚指輪に刻まれていた日付と同じ内容を刻印することになりました。
それは結婚式の日。
年末に行われた結婚式はみんなからブーイング。
その後に新婚旅行にアメリカに行かれましたが、クリスマスでお店が閉まってばかりの、そんな当時の思い出を懐かしそうに話してくださいました。


《 お客様担当からひとこと 》
結婚したその時から、結婚指輪というものにはたくさんの思い出が詰まっているんですね。
そんなことを結婚３０年、４０年経った時に夫婦で話せたら、これほど幸せなことはないでしょうね。
そんな大切なものを作らせていただいていると思うと、光栄であり、大切な仕事だと思うわけです。
お客様Ｈ・Ｓさま、温かい気持ちにさせていただき、本当にありがとうございました。