【12513話】青いサファイアはゴールドリングとなって再び大切な宝物へ

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
かつてリフォームで新しい命を吹き込まれたリング。しかし、時が経つにつれ、青いサファイアとプラチナのクールな色合いは、お客様の心になじまないものとなっていました。まるで宝石箱に眠る宝のように、その輝きを放つ機会を失ってしまったのです。
そんなお客様のご要望は、リングをイエローゴールドへと生まれ変わらせること。イメージはスマートフォン画面に映し出されたテーパーダイヤのリング。しかし、今回使用する宝石はスクエアのサファイアであり、大きさも均一ではありませんでした。

《 打ち合わせのポイント 》
お客様の理想を叶えるために、打ち合わせをしました。リングの幅、サファイアを留める爪の本数など、お客様のご希望を伺いながら、どのようにすればより美しく仕上がるかを一緒に考え、完成のイメージを具体化していきました。

《 お客様担当からひとこと 》
納品時、お客様の目に宿ったのは、喜びと驚きが混ざり合った輝きでした。青いサファイアとイエローゴールドが織りなす温かみのある輝きは、まさに太陽の光のようにお客様の心を照らしました。
リフォームされたリングは、お客様の手の中で活き活きと輝き、再び大切な宝物となりました。その笑顔は、私たちにとっても最高の報酬であり、宝石リフォームの醍醐味と言えるでしょう。