アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 合計1.55ct(5石) |
制作方法 | フルオーダー |
金属の種類 | イエローゴールド |
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ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
「父が生前愛用していたネクタイピンやカフス、そして母の指輪が本物のダイヤモンドであれば、1本の指輪にリフォームしたい」とご相談くださいました。
《 打ち合わせのポイント 》
ご相談品について、一点一点宝石を拝見しさせていただきました。
事前鑑別の結果、全て天然ダイヤモンドであることが分かりました。
お客様は、5石のダイヤモンドを1本の指輪にまとめたいとご希望されましたが、ダイヤモンドの大きさが異なることが分かりました。
一番大きなダイヤモンドは0.44ctで、一番小さいダイヤモンドは0.263ctでした。私たちは、中央に一番大きなダイヤモンドを配置し、外側にいくにしたがって小さいダイヤを配置することで、お客様の希望イメージに沿ったデザインをご案内しました。
お客様がリフォーム後のイメージをネットで見つけた画像で見せてくれました。その画像はダイヤモンドを2点の爪で留めるものでした。
今回はダイヤモンドも大きめですし、強度も考え4本の共有爪をご提案させていただきました。また、ダイヤモンドの大きさに対して、爪の太さも微調節し、指輪全体を見たときにダイヤと爪のバランスが自然に見えるように工夫しました。
《 お客様担当からひとこと 》
今回は、既製枠のデザインセレクトでは対応できず、フルオーダーでのお作りとなりました。お客様から預かった宝石は、思い入れが深く、それぞれに個性や思い出が詰まっていました。私たちの仕事は、その特徴をより自然なジュエリーに仕上げることです。世の中には二つとない特別なジュエリーを、お客様が日常で楽しんでいただけるように、私たちは全力で取り組んでいます。
この度はお世話になりました。亡くなった父のカフスがとても素敵な指輪になりました。本物のダイヤかどうかわからず、もし違っていたら恥ずかしいのでタンスにしまっておりました。全てダイヤだとわかり「お洒落なお父さんだったんてすね」言ってくださったのが嬉しかったです。
1つ1つは小さなダイヤですが、5つ並べると、想像していたより豪華な指輪になりました。普段着けやすいシンプルなデザインですが、とてもキラキラ光ります。何より父が遺してくれたものを身に着けられるのが嬉しく大事にいたします。ありがとうございました。
お客様R・Kさま