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カメオが出来るまで

貝からカメオが出来るまで

カメオは貝から人の手で彫られるジュエリーです。ブリーノ(bulino)と呼ばれるノミで彫る熟練のカメオ作家の技から生まれる芸術作品なんです。
カメオの彫刻家はナポリ市近郊のトーレ・デル・グレコという漁師町に集中しておりここが世界唯一の生産地となっています。現在職人の数は500人程です。今のイタリア人口からいうと115、776人に一人という少ない数です。
また、シェルカメオはすべて手彫りです。そのためシェルカメオが作られる製作量は限られています。特に高額品は経験20年以上の職人の手によって1ヶ月で10枚程度です。一人が作れる数が少ないため多量の注文を出しても一定量以上の入荷は望めないのです。高額品は一枚一枚異なった凹凸の素材(貝材)に合わせ異なったデザインを彫刻します。したがって完成したカメオは世界に2つとないオリジナルジュエリーといえます。

トウ・カムリ貝

上の写真はトウ・カムリ貝です。使用される貝には2種類あります。
トウ・カムリ貝(俗称サード二クス):茶色・中南米メキシコ湾産
マンボウ貝(俗称カーネリアン):赤色・アフリカ
貝材としてはトウ・カムリ貝がマンボウ貝の5倍程度の価値となります。

トウ・カムリ貝のカッティング

天日干しした貝材を電気のこぎりで大きくカットされていきます。

カメオに使用する貝

各部位ごとに分けられていきます。これからカメオに使えるように形(ピース)にカットしていきます。

カメオのピース

カメオのピース

カメオのピース

カリブ海で採れる貝のトウ・カムリ貝。貝の外側が白く、内側が褐色の貝です。その貝を十分に乾燥させカットしていきます。 そして、様々な形のピースに型どられていきます。ピースになったものの中からカメオ職人の目に適い熟練した仕事に選ばれるのは極わずかです。そしてその選ばれたわずかのピースに下書きをしブリーノ(bulino)と呼ばれる道具手で彫っていきます。人が手で彫るんです。そしてカメオ作家の熟練の技によって、芸術的な作品が生まれていきます。

カメオ作家のパスクワ−レ・エスポジト氏

シェルカメオはすべて手彫りです。そのためシェルカメオが作られる製作量は限られています。特に高額品は経験20年以上の職人の手によって1ヶ月で10枚程度です。一人が作れる数が少ないため多量の注文を出しても一定量以上の入荷は望めないのです。高額品は一枚一枚異なった凹凸の素材(貝材)に合わせ異なったデザインを彫刻します。したがってカメオの価値はどの職人が作ったかが大きな要因です。しかし、シェルカメオは世界に2つとないジュエリーです。だからあなた自信が見て素敵だと思ったもの、それがかけがえのないの価値を作り上げるたったひとつの価値がカメオには存在します。

カメオの製作風景

まずは貝材に彫っていく作業です。色々な形にカットされたピースは長さ15cmほどの木製の棒の頭に松ヤニで固定され貝の表面に下絵を描きます。
そして下絵に沿って25種類あるブリーノと呼ばれる鉄製のノミを交互に使って貝材を彫っていきます。
貝の内側の茶色い部分と貝の外側の白い部分をうまく使い陰影をつけていきます。まさに職人芸です。
こうやって人の手によって生まれたアートにはダイヤモンドやパライバトルマリンの輝く美しさにはない、もっと奥の深いものが人の手に、歴史に、技術に、そんな世界がカメオには滲み出ています。「知れば知るほど好きになる」輝くだけではないジュエリーがカメオは持っているように感じます。

次は、イタリアの匠 カメオ職人の探訪記をチェック!